妊娠の兆候・症状、妊娠初期から出産までに知っておきたいこと。
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妊娠・出産に役立つコラム

07.03.01 更新

妊娠後期(8〜10ヶ月) 〜胎児の成長と母体の変化

妊娠後期は胎児の成長がもっとも急速です。そのぶん母体への負担が大きくなり、動悸や食欲不振も招きやすくなります。分娩に備えてリラックスを心がけ、心穏やかに過ごしましょう。

胎児はおなかから出るための準備に入る

妊娠後期になると、胎児は身長が伸びて体重も増え、急速に成長します。皮下脂肪や筋肉がつき、爪、毛髪なども生えそろい、ひとりの人間としていつでも母体から出られる準備が整います。

28〜31週(妊娠8ヵ月)

皮下脂肪がつきはじめ、しわが少なくなります。また瞳孔反応も起こるようになります。

32〜35週(妊娠9ヵ月)

胎児は頭を下に向けはじめ、出産の準備に入ります。産毛がなくなり、皮下脂肪が増えてきます。

36〜39週(妊娠10ヵ月)

39週目頃の胎児イラスト
39週目頃

身長30〜33cmで、頭は体の約4分の1に。月の前半は急激に脂肪がつき、体重がいちじるしく増加しますが、出産が近づくと発達も遅くなります。

産前は高い子宮底の圧迫からくる症状が多い

この時期は、いつ出産しても大丈夫なように母体が出産準備に入ります。胎児も成長しておなかも大きく張り出しますので、無理をすると体力的にも大きな負担になります。安全な出産のためにも、ゆったりとリラックスして過ごすようにしましょう。

妊娠8ヵ月

子宮底はみぞおちの下ぐらいまで高くなり、食後などに胃を圧迫して、むかつきや食べ物のつかえを感じるようになります。おなかの周りに縦に赤い水ぶくれのような妊娠線もできはじめ、乳輪が大きくなり、乳頭も黒ずんで、母乳がしみ出たりすることもまれにあります。

妊娠10ヶ月頃の母体イラスト
妊娠10ヶ月頃

妊娠9ヵ月

子宮底がさらに上がってきて、胃だけでなく心臓や肺なども圧迫されるため、息苦しくなったり動悸がします。また食欲もなくなります。むくみや体重増加が気になる人は、糖分や塩分を控え、体重が不必要に増えすぎないようにしましょう。胎児の位置が安定してくる時期なので、重い荷物を持ったり、力まないように注意しましょう。

妊娠10ヵ月

子宮底が下がり、胃、心臓、肺の圧迫が緩和され、食欲も戻り、息苦しさもやわらぎます。分娩が近づくと、子宮が下におりると同時におなかの出っ張りも下がります。このため、膀胱の刺激による尿意が頻繁になります。胎動は少なく、いよいよ分娩を待つのみの体勢になります。

分娩間近の10ヵ月目は週1回健診

妊娠7ヵ月目からは定期健診は2週間に1回、分娩の準備に入る10ヵ月(36週以降)に入ると、健診は週1回になります。検査は通常行う定期健診に加え、9ヵ月になると赤ちゃんの推定体重を測定します。

◆監修◆パークサイド広尾レディスクリニック 宗田 聡(そうだ・さとし)先生

構成・文/宇山恵子

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