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妊娠・出産コラム

07.03.01 更新

子宮外妊娠をほうっておくと危険! 大量の出血が卵管破裂につながる

子宮外妊娠は、本来胎児が育つはずの子宮以外の場所に着床し、成長を始めてしまう状態です。早期発見して適切な処置をとらないと、あらゆる症状を引き起こし母体へのダメージは大きくなってしまいます。

着床が圧倒的に多い卵管妊娠

子宮外妊娠の種類

受精卵が子宮に到達しないまま、子宮内膜以外の場所に着床してしまった状態をいいます。最も多いのが卵管内で着床してしまう「卵管妊娠」で、その中でも卵管の入り口部分の「卵管膨大部妊娠」が多いようです。
ごくまれに、子宮の下側の「頸管妊娠」や腹腔内に着床する「腹腔妊娠」があります。卵管は子宮と異なり非常に狭いので、胎児が育ちにくく、放置すると卵管内で流産したり、卵管が破裂して大量出血し、母体が危険にさらされるおそれがあります。

連鎖する症状を防ぐすみやかな処置が必要

子宮外妊娠の原因、経過と症状

子宮外妊娠の原因は、卵管が詰まっていたり細くなっていたりして、受精卵が卵管を通過できず、子宮にたどり着く前にどこかで着床してしまうことが多いようです。
そして、受精卵が正しく子宮に着床されないと、早期の流産を招くことになります。月経が遅れたうえに少量の出血が続き、下腹部から肛門にかけて痛みも伴います。また、卵管内に着床したままの受精卵が成長を続けると、卵管が破裂し、腹腔内に出血を起こして貧血、めまい、脈拍低下、血圧低下、嘔吐、ショック症状などを起こします。

子宮外妊娠の診断と処置方法

まず、超音波によって正常な位置(子宮内)に受精卵が着床しているかを診断します。また、腹痛や不正な出血が続き、受診することで気づく場合もあります。早期に発見し、出血性のショックなどを起こさないようにすることが大切なので、妊娠がわかってからも、おりものの色や出血には十分な注意が必要です。
子宮外妊娠の診断が出ると、手術で開腹し、着床、妊娠した卵管を取り除く処置をとることが一般的です。

子宮外妊娠
■子宮外妊娠

◆監修◆パークサイド広尾レディスクリニック 宗田 聡(そうだ・さとし)先生

構成・文/宇山恵子

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