妊娠の兆候・症状、妊娠初期から出産までに知っておきたいこと。
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妊娠・出産コラム

07.03.01 更新

後悔しない妊娠生活を送りたい 妊娠中の仕事と性について

パートナーや周囲の人々のサポートを得る、妊婦同士コミュニケーションをはかる、仕事とうまくかかわっていく…。素晴らしい妊娠生活を送るためにも、不安な心の解消につながる準備をしておきましょう。

妊娠から出産にのぞむための心の準備を整えよう

妊娠と出産は、女性にとって何度も経験できることではありませんし、まして初めての妊娠の場合に不安がよぎるのは当たり前です。 まずは、あなたの心や生活面での準備が整っているかどうか、チェックしてみてください。
そしてもし不安なことがあるようなら、パートナーや家族と話し合ったり、かかりつけの医師に遠慮なく相談するようにしましょう。

  • 喜怒哀楽をコントロールして情緒が安定している
  • 精神的にリラックスしている
  • 出産・育児に関する不安を自分の問題として受け止めて、主体的に解決しようと思う
  • 相談相手や援助者がいて、心のよりどころがある
  • 妊娠したことを喜び、誇りに思っている
  • 新しい命や子供を大切にする気持ちが芽生えている
  • 自分を大切にする気持ちを持っている
  • 妊娠による体形や健康状態の変化を受け入れて、体をいたわっている
  • パートナーとの関係が良好である
  • 胎教によいことをやっている
  • 妊婦用の下着や服装を着用している
  • 仕事や家事、運動などを調整して行っている
  • 妊娠中の周囲のサポート体制が整っている
  • マイナートラブルの症状があっても、自分なりに対処している
  • 出産・育児に向けての準備ができている
  • 生まれてくる子供を受け入れる準備ができている
  • 出産場所や出産後の生活について準備ができている
  • 育児用品などに関心を持って少しずつそろえている

妊娠中の仕事、職場のケアについて

妊娠中も仕事を続けるかどうかについては、職場のサポート体制、パートナーや両親の理解と協力が必要です。ひとりで悩んだりせずに、今いる職場や公的サポートのシステムをしっかりと調べて、妊娠と仕事についての悩みを解決できるようにしましょう。

妊娠初期と仕事

妊娠初期はつわりなどがあるため、通常どおり勤務するのがつらい時期です。まだおなかは大きくないものの、妊娠に気づかれにくく通勤ラッシュがつらい、といったこともあるようです。職場や周囲の人には、なるべく早く妊娠したことを告げるようにし、時差通勤やシフトを考慮してもらえるよう、お願いするのがいいかもしれません。無理を重ねると流産につながる場合もあるので、十分注意しましょう。

妊娠中期と仕事

安定期に入る妊娠中期ですが、胎児は急激に成長するので、眠くなったりおなかが張って疲れやすくなります。無理をせずに、職場の医務室や休憩室でしっかり休息をとるようにしましょう。また立ち続けの仕事などは避け、デスクワークなどに替えてもらうようにしましょう。

妊娠後期と仕事

産前休暇は通常、申請により出産予定日の6週間前(多胎の場合は14週前)から、産後は申請なしで8週間の休暇を取得することができます。職場の担当者に延長期間や申請方法などを聞いておきましょう。

職場で受ける悪影響

妊娠中の女性にとって職場で受けるストレスは想像以上に悪影響を与えるという調査があります。たとえば、体調不良でもなかなか自由に休みが取れない、職場の人間関係や仕事に対する責任感からくる精神的ストレス。
また、身体的ストレスで最も考えられるリスクは受動喫煙です。喫煙によって胎児の成長に障害をもたらしたり、出産後も赤ちゃんに精神的・肉体的な影響を与えることが、さまざまな調査によってわかってきています。母親がタバコを吸わなくとも、職場に行けば第三者が吸うタバコによるダメージは少なくありません。
仕事を続けるうえで、「ひとつの生命を宿す母」であるという自覚を忘れずに、赤ちゃんへのダメージを防ぐさまざまな配慮が必要だといえます。

妊娠中の女性をサポートする法律

労働基準法では、妊娠中の女性が請求した場合、それまでの業務内容を改め、ほかの軽易な業務に替えなければならないと定められています。
さらに1998年4月からは、「改正男女雇用機会均等法」によって「母子健康管理指導事項連絡カード」が作られました。これはたとえば、立ち仕事や長時間労働の妊婦のために、デスクワークなど母体に負担の少ない職種に配置換えしてほしい旨を医師が記入し、それを雇用主に伝えることができるというもの。
まだ知らない人も多いようですが、勤務している女性の場合、母子健康手帳と一緒に交付されるので、安心して働くためにも活用するとよいでしょう。

産前休暇について

「出産予定日から逆算して最低6週間」の休暇が、労働基準法によって保障されています。ただし、これは本人が希望した場合のみで、請求しなければ出産前日まで働くことができます。自分のキャリアや職場での立場を考えてしまい、なかなか請求できないというケースも少なくないようです。 しかし、予定日の6週前にあたる妊娠34週以降は、赤ちゃんもこの世に誕生する準備をしており、産道もやわらかくなってくるので、できれば休暇をとることが望ましいといえます。
また多胎児の場合は、出産が早まることが多く、双胎(ふたご)の場合、平均分娩週数が妊娠36週だということも、統計的に明らかになっています。法律もこれにあわせ、多胎の場合は、出産予定日の14週間前から産休がとれるよう改定されました。

胎児第一を忘れず腹部圧迫に気をつける

妊娠中の性生活は、腹部を圧迫しない、強い刺激を与えない、清潔にする、痛みや出血があるときは避けるなど、常に胎児が存在することを念頭におきましょう。

妊娠初期〜4ヵ月まで

流産の危険性を警戒しながら、回数を減らして腹部を圧迫しないようにしましょう。

妊娠中期〜9ヵ月まで

母体が安定しているので、流産などの危険性は低下しますが、腹部の圧迫には注意が必要です。

妊娠後期

性交が原因で破水や陣痛を起こしかねません。危険を伴うのでなるべく避けるようにしましょう。

◆監修◆パークサイド広尾レディスクリニック 宗田 聡(そうだ・さとし)先生

構成・文/宇山恵子

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