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妊娠・出産に役立つコラム

07.03.01 更新

わたしはこう産みたい! 自分らしい出産の実現をめざして

出産における方法と場所選びは、自由選択が一般的になりました。「できるだけ快適なお産をしたい」「最新医療のもとで安心を」などさまざま。自分がのぞむ分娩の方法や施設の設備などを考慮して選ぶようにしましょう。

痛みの緩和から心理的なものまで特長もさまざま

「わたしはこうやって産みたい」。妊婦や家族がのぞむ出産を自由な判断のもと、数ある出産方法の中から選ぶことが一般的になりました。普通分娩のほか、出産の方法は以下のようなものがあります。

無痛分娩 分娩時の痛みを和らげるために麻酔を使用する出産方法です。分娩時に、胎児や妊婦にかかる負担を軽減できるのがメリットで、痛みに敏感、分娩への恐怖感が取れずリラックスできない、妊娠高血圧症候群や心臓病などを抱えている、胎児の状態や胎盤の機能が低下している場合などに用います。背中からチューブで局所麻酔薬を注入し、下半身だけ麻酔をかけるのが一般的な方法。
ラマーズ法 分娩時の呼吸法を練習し、心理的な負担を取り除いて出産の痛みを軽減させます。心理的作用をもたせた無痛分娩といえるでしょう。
ソフロロジー法 座禅やヨガのポーズ、呼吸法、テルプノス・ロゴス(規則的な言葉の羅列)を取り入れ、筋肉をリラックスさせることで、陣痛を痛みとしてとらえるのではなく積極的な喜びと考える方法です。ラマーズ法やリード法が陣痛を痛みとしてとらえ、緩和する方法だったのとは大きく異なります。
座位分娩 妊婦が座った姿勢で行う分娩。座ったままだと骨盤の開きがよく、いきみやすいので、分娩第2期が短くなるといわれています。妊婦が分娩のようすを把握でき、出産後もすぐに赤ちゃんを見たり、抱いたりできるのが利点です。
水中分娩 水の浮力と温浴効果を用いて出産する方法。体を温め、陣痛を緩和して出産を楽にします。
誘発分娩 陣痛促進剤を使って陣痛を人工的に起こす方法です。
帝王切開 計画出産や緊急の場合に行う方法です。
自宅出産 自宅で助産師の助けを借りて行う出産です。

病院の役割をきちんとつかむことが大事

出産は場所選びも大事です。最新医療が整う総合病院で産むのか、より専門的な産婦人科医院へ行くのか、それとも自宅出産か。また場所によって、選べる出産方法も変わります。どんな方法で産むのか、とあわせて決めるようにしましょう。

大学病院
総合病院
医大の付属病院などがこれにあたります。医療スタッフが多く、診療科目も豊富なので、産婦人科以外にもかかりたい妊婦には便利。ただ医師が多くなると、担当医制ではないこともあるのがデメリットといえます。最新鋭の医療技術と設備が整っているところが多く、緊急の場合に安心です。
専門病院 20床以上のベッド数があり、産婦人科のみ、もしくは小児科を併設している場合が多い。担当医制にし、分娩方法についても選択できるようにしていたり、産婦人科のエキスパートとして、妊婦の多様なニーズに応じられるよう努力するスタッフも多くいます。
診療所 ベッド数が20床未満で医師が1人以上の病院です。アットホームで、落ち着ける雰囲気があり、長く付き合えるところが多くあります。入院患者や分娩数も少ないためゆったりと出産にのぞめ、分娩方法や出産後の育児指導が充実していることもあります。合併症や多胎児など難しい出産の場合はやや不向きといえるかもしれません。
助産院 助産師の自宅、または医師のいない助産師のみの診療所をいいます。助産師がマンツーマンで、妊娠初期からさまざまな生活指導も含めたアドバイスをしてくれます。大きな病院ではできない水中分娩や、特別な分娩法を試したい人にはよいかもしれません。
自宅 自宅に医師や助産師を呼んで行う出産。家族のもとでリラックスして分娩できるのがいちばんのメリットで、入院や通院の手間もかかりません。

◆監修◆パークサイド広尾レディスクリニック 宗田 聡(そうだ・さとし)先生

構成・文/宇山恵子

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