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妊娠・出産に役立つコラム

07.03.01 更新

授乳のしくみとマッサージ 育児に欠かせない母乳づくり

赤ちゃんの生きる糧は栄養満点の母乳、つまりお母さんだけが頼りなのです。そして母乳の分泌と乳腺の発達を理解し、赤ちゃんが安心して飲める授乳をめざしましょう。

栄養豊富な初乳には免疫抗体も含まれる

乳房の仕組み
■乳房の仕組み

初乳とは

出産後2〜3日頃、乳房が大きくなり乳汁の分泌がはじまります。初めて出る乳汁は黄色がかって脂肪が多く、ビタミン、ミネラル、塩分など赤ちゃんを守る免疫抗体が多く含まれています。

成乳とは

また出産後4〜5日頃には、母乳は乳白色の成乳に変わります。母乳の分泌をよくするには、乳房マッサージや栄養バランスを考えた食事、精神的な安定、適度の休養が大切になります。

母乳づくりを促進する乳房マッサージ

乳房マッサージは乳腺を発達させ、母乳づくりを促進するとともに、赤ちゃんが吸い付きやすく飲みやすい乳房をつくります。安定期に入る16週ぐらいから、入浴中やお風呂上がりなどに少しずつ始めるようにましょう。

両手で乳房を下から支えて、上に持ち上げます。これを数回繰り返しましょう。 両手で乳房を下から支えて、上に持ち上げます。これを数回繰り返しましょう。
次に両方の乳房を中央に寄せるように持ち上げます。 次に両方の乳房を中央に寄せるように持ち上げます。
乳房全体が柔らかくなったら、手のひらで乳房全体を軽く押したり、なでたりします。乳房がさら柔らかくなったら、親指と人差し指で乳首を軽くつまんで、左右にねじります。 乳房全体が柔らかくなったら、手のひらで乳房全体を軽く押したり、なでたりします。乳房がさら柔らかくなったら、親指と人差し指で乳首を軽くつまんで、左右にねじります。

母乳を出すコツは、乳頭のすぐ近くではなく乳頭から2〜3cm外側の、母乳がたまっているところを刺激することです。

母乳育児につきものの乳腺炎って?

乳腺炎のできやすい部位
■乳腺炎のできやすい部位

乳腺炎とは、赤ちゃんに授乳するときに乳首に傷がつき、そこから細菌感染して乳腺が炎症を起こす病気で、乳房が腫れて硬くなり強い痛みを伴います。初産婦に多くみられ、出産後2〜3日で症状が出る人もいます。また、脇の下のリンパ腺のあたりが腫れ38度あまりの発熱、食欲不振、だるさを伴うこともあります。症状が進むと、化膿して母乳に膿(うみ)が混ざり始めます。
乳腺炎が回復するまでは母乳を与えるのを避け、症状が軽い場合は乳房を冷やし、重症の場合は注射で膿を吸い出したり、切開手術をします。
乳腺炎を防ぐには、授乳期間中は乳房を常に清潔にして、母乳を体内に残さないように授乳のたびにしぼってしまうことです。また水分を多く取り、脂肪や糖分など多く含まれた高カロリーの食事を控えましょう。さらに乳腺を広げるためのマッサージも行い、授乳前後には清浄綿などで乳首を清潔にしておきましょう。

◆監修◆パークサイド広尾レディスクリニック 宗田 聡(そうだ・さとし)先生

構成・文/宇山恵子

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